9月1日は防災の日。介護タクシー・訪問看護の現場で日頃から備えていること
たくどん「どんちゃん、今日9月1日は防災の日なんだって」
なすどん「そうなんです。訪問看護でも介護タクシーでも、災害はいつ起こるか分からないので、日頃からの備えをあらためて見直すいい機会だなと思っていて」
たくどん「車椅子やストレッチャーを使う方は、災害のときの避難も普段よりハードルが高そうだもんね」
この記事の内容
・介護タクシーの車内に備えているもの
・訪問看護のかばんにも防災の視点を
・ご利用者・ご家族と一緒に確認しておきたいこと
・まとめ
介護タクシーの車内に備えているもの
こんにちは、どんちゃんです。9月1日は関東大震災が起きた日にちなんだ「防災の日」で、全国各地で防災訓練が行われる日でもあります。介護タクシーの仕事をしていると、車椅子やストレッチャーを利用される方の送迎中に地震や急な悪天候に見舞われる可能性も頭の片隅に置いておく必要があると感じています。
私の車には、飲料水と携帯用のカイロ、簡易的な防寒シート、モバイルバッテリー、携帯ラジオを常に積んでいます。移動中に大きな揺れがあった場合は、まず安全な場所に車を停め、ご利用者の体調と車椅子・ストレッチャーの固定状態を確認することを一番に考えています。渋滞や通行止めで移動に時間がかかってしまう可能性も想定して、水分補給ができる備えは特に欠かさないようにしています。
訪問看護のかばんにも防災の視点を
訪問看護師としてご自宅を回る際にも、防災の視点は欠かせません。バッグの中身については以前の記事でも触れましたが、防災という観点であらためて意識しているのは、ご利用者ごとの緊急連絡先やお薬の情報をまとめたメモを携帯しておくことです。停電や通信障害が起きた場合、普段当たり前に使えているスマートフォンや電子カルテがすぐに確認できるとは限らないためです。
また、訪問先のご自宅でも、玄関までの避難経路に物が置かれていないか、非常持ち出し袋がすぐ取り出せる場所にあるかなど、看護師として学んだ観察の視点で気になった点があれば、押しつけにならない範囲でご本人・ご家族にお伝えするようにしています。
ご利用者・ご家族と一緒に確認しておきたいこと
介護タクシーをご利用いただく方の中には、車椅子やストレッチャーがないと移動が難しい方も多くいらっしゃいます。災害時、自宅から避難所まで自力で移動するのが難しい場合にどうするかは、ご本人・ご家族だけで抱え込まず、日頃からケアマネジャーや訪問看護ステーションとも一緒に考えておくことをおすすめしています。
・お薬手帳やお薬の情報のコピーを、非常持ち出し袋にも入れておく
・車椅子・ストレッチャー、酸素などの医療機器を使っている場合は、バッテリーの予備や手動での対応方法を確認しておく
・避難先の候補(福祉避難所を含む)を、あらかじめケアマネジャーや自治体の窓口で確認しておく
・緊急連絡先のリストを、ご本人が分かりやすい場所に貼っておく
私自身も、詳しい福祉避難所の制度や医療的なケアが必要な方の避難については、断定的なことは申し上げられません。お住まいの自治体やケアマネジャー、主治医に確認いただくのが一番確実だと思いますので、気になる方はこの機会に一度相談されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
防災の日をきっかけに、介護タクシーの車内の備え、訪問看護のかばんの中身、そしてご利用者・ご家族との情報共有を、あらためて見直してみました。特別なことをするというより、いつもの備えを少し点検し直すだけでも、いざというときの安心感は大きく変わると感じています。今日一日だけでなく、季節の変わり目にときどき見直す習慣として、これからも続けていきたいと思います。
