こんにちは、あすなろです。

たくどんたくどん「介護タクシーって、介護保険は使えるの?ってよく聞かれるよね」

なすどん「使える場合と使えない場合があるんです。先日のご相談を例に、お話ししましょう」なすどん

この記事の内容
・遠方のご家族から届いた、転院の付き添いのご相談
・介護保険を使う介護タクシーとは
・保険を使わない介護タクシーでできること
・費用のこと ― 介助の分がかかる理由と、負担を軽くする方法
・まとめ

遠方のご家族から届いた、転院の付き添いのご相談

ある日、東京にお住まいの娘様のご両親について、お電話をいただきました。ご両親は大阪で暮らしていて、お母様は入院中でしたが、転院が決まったとのこと。お父様は一人暮らしで、「入院の手続きができるかどうか分からないので、付き添いをお願いしたい」というご依頼でした。当日はお父様をお乗せして、転院先の病院へ向かいました。

病院で入院の書類を前にすると、やはりお父様は書くことができませんでした。字が見えにくく、書くのも難しい。さらに、娘様の電話番号も分からず、ご家族の情報をほとんど持っていらっしゃいませんでした。そこで私が東京の娘様にお電話で連絡を取り、必要な情報を1つずつ確認しながら、病院にも確認して了承を得たうえで、書類の記入をお手伝い(代筆)して入院の手続きを進めました。

遠方のご家族が、手続きのためだけに交通費をかけ、仕事を休んで駆けつけるのは簡単なことではありません。この場面で必要だったのは、車での移動だけではなく、病院での手続きまで一緒に見届ける人でした。

介護保険を使う介護タクシーとは

介護保険を使って介護タクシーを利用できるのは、訪問介護事業所の指定を受けた事業者が、ケアプランに基づいて行う「通院等乗降介助」です。あすなろ介護タクシーは運輸局の許可(福祉輸送)で運行しており、訪問介護事業所の指定は受けていません。そのため、介護保険は使えず、料金は全額自己負担になります。

介護保険を使う場合は、通院や役所の手続きなど、日常生活に必要な移動が目的になります。利用するには事前にケアマネジャーさんへ相談し、ケアプランに組み込んでもらう手続きも必要です。条件に合う方にとっては、費用の面で助かる制度だと思います。家族の同乗や院内での付き添いの扱いは、事業所や自治体によって異なることがあるため、利用を考える場合はケアマネジャーさんや市町村の窓口で確認してください。

保険を使わない介護タクシーでできること

全額自己負担になる分、自由度は高くなります。私が感じているのは、次の点です。

  • 目的を問いません。通院のほか、買い物や冠婚葬祭、お出かけにも使えます。
  • ご家族が同乗できます。隣でお顔を見ながらお話しできるので、本人もご家族も安心して移動できます。
  • ケアプランを作る手間がありません。まずはお電話でご相談いただけます。
  • 基本は予約制ですが、当日でも空きがあればお受けできる場合があります。
  • 病院では、受付や会計のお手伝い、診察室への同行、診察内容のご家族への報告もできます。

今回のように、遠方のご家族に代わって病院の手続きに付き添えるのは、保険を使わない介護タクシーならではだと感じています。

もう1つ、お伝えしておきたいことがあります。介護タクシーは、ケアマネジャーさんを通して予約しなければならないと思っている方が、意外と多い印象です。実際に「ケアマネさんを通さなくていいのですか?」と聞かれることがよくあります。そのたびに、「直接ご連絡いただいて大丈夫ですよ」とお答えしています。ご本人でもご家族でも、気になったときにお電話やLINEで声をかけてください。

費用のこと ― 介助の分がかかる理由と、負担を軽くする方法

「介護タクシーは高い」と言われることがあります。保険が使えない分、費用は全額自己負担になるのは事実です。ただ、私は介助にかかる費用を、ご自分でできない部分をお手伝いするための費用だと考えています。ご家族がそばにいられないときの、手続きや付き添いを任せる費用でもあります。

必要な介助は人によって違うので、見積りでは運賃と介助料を分けて、必要なものだけを選んでいただけます。見積りは無料です。そのうえで、負担を少しでも軽くする方法が2つあります。

1つめは、福祉タクシーチケットです。あすなろ介護タクシーでは、次のチケットをご利用いただけます。

  • 茨木市高齢者福祉タクシーチケット
  • 茨木市重度障害者福祉タクシーチケット
  • 高槻市のタクシーチケット

チケットをお持ちかどうか、ご自分が交付の対象になるかどうかは、お住まいの市役所の窓口で確認してください。

2つめは、障害者割引です。身体障害者手帳または療育手帳(知的)をお持ちの方は、運賃から1割を割引しています。予約のときに「手帳があります」と一言教えていただければ、見積りに反映します。なお、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、現在、この割引の対象にしていません。

まとめ

介護保険を使う介護タクシーと、使わない介護タクシーには、それぞれ向き不向きがあります。目的や費用、ご家族の状況に合わせて選ぶのがいちばんです。今回のご相談では、遠方のご家族に代わり、病院での手続きに付き添うことが必要な場面でした。

あすなろ介護タクシーは、看護師歴20年以上の現役訪問看護師がドライバーを務め、高槻市・茨木市・箕面市など北摂エリアで送迎をしています。「うちの場合はどちらが合うのかな」と迷ったら、お気軽にご相談ください。