水分補給で見落としがちなこと ― 看護師・介護タクシーの現場で伝えたいポイント
たくどん「どんちゃん、さっきから麦茶ばっかり飲んでるやん」
なすどん「実は麦茶だけだと、汗をたくさんかいた日はちょっと心配なんです」
たくどん「え、そうなん?水分さえ摂ってたら大丈夫やと思ってた」
なすどん「今日は、水分補給で意外と見落とされがちなポイントをお話ししますね」
この記事の内容
・「喉が渇いた」と感じてからでは遅い理由
・お茶やコーヒーだけでは足りないことがある
・高齢の方は喉の渇きに気づきにくい
・介護タクシーの車内でできる水分補給の工夫
・まとめ
「喉が渇いた」と感じてからでは遅い理由
こんにちは、どんちゃんです。訪問看護と介護タクシーの現場で、夏になるとよくお伝えしているのが「喉が渇いたと感じた時点で、体はすでに水分が不足し始めている」ということです。喉の渇きは体からの遅れてくるサインで、感じてから飲み始めると補給が追いつかないことがあります。
そのため私は、喉が渇く・渇かないに関わらず、起床後・食事の前後・外出前など、生活の節目ごとにコップ一杯の水分を摂ることを意識しています。「渇いたら飲む」ではなく「時間を決めて飲む」に切り替えるだけで、無理なく水分補給の習慣が身につきます。
お茶やコーヒーだけでは足りないことがある
麦茶や緑茶、コーヒーは水分補給の定番ですが、種類によっては利尿作用があると言われており、飲んだ量がそのまま体に残るわけではありません。汗を多くかいた日や、屋外での活動が長かった日は、お茶だけに頼らず、水や経口補水液も選択肢に入れるようにしています。
経口補水液は塩分やミネラルも一緒に補える点が特徴ですが、持病があって塩分・水分の制限がある方は、量や種類についてかかりつけ医・薬剤師に相談してから取り入れるのが安心です。私自身も、ご利用者様の状態によっては自己判断せず、必ず主治医の指示を確認するようにしています。
高齢の方は喉の渇きに気づきにくい
年齢を重ねると、喉の渇きを感じるセンサーの働きがゆるやかになり、本人が「大丈夫」と思っていても、実際には水分が不足していることがあると言われています。訪問看護でご自宅に伺うと、「あまり飲んでいなかった」というお話を伺うことも少なくありません。
ご本人の「大丈夫」という言葉だけに頼らず、周りの方が時間を決めて声をかけたり、飲んだ量をさりげなく確認したりすることが、熱中症予防の第一歩になると、現場で感じています。少しでも体調に不安がある場合は、我慢せず早めに医療機関に相談することをおすすめします。
介護タクシーの車内でできる水分補給の工夫
介護タクシーでの送迎中も、水分補給は大切にしているポイントのひとつです。乗車前に一口分の水分を摂っていただくようお声がけしたり、長めの移動になる場合は、飲みやすいストロー付きの容器をご準備いただくようご案内したりしています。
車内は冷房が効いていても、乗り降りの際や待ち時間に汗をかくことがあります。走行中に体調の変化が見られた場合は、無理をせず車両を安全な場所に停め、水分補給や休憩を挟むようにしており、看護師としての経験を生かして体調の変化にも気を配りながら送迎しています。
まとめ
水分補給は「喉が渇いたら飲む」ではなく「時間を決めて、こまめに飲む」ことが大切です。特に高齢の方はご本人が気づきにくいこともあるため、周りの声かけが予防につながります。介護タクシーをご利用の際も、水分補給や体調面で気になることがあれば、遠慮なくお申し付けください。私自身、看護師としての経験を生かしながら、安心して外出していただけるようサポートしてまいります。
