たくどんたくどん「どんちゃん、もうすぐ敬老の日だね」

なすどん「そうなんです。この時期になると、ご家族から『そろそろ一人での通院が心配で』というご相談が増えるんですよ」なすどん

たくどんたくどん「『何かしてあげたいけど、どう切り出せばいいか分からない』っていう声もよく聞くよね」

この記事の内容
・敬老の日に、離れて暮らす親の通院を考える
・「一人で大丈夫」と言う親に、家族としてできること
・介護タクシーという選択肢を検討するときに考えたいこと
・本人の気持ちも大切にしながら支えるバランス
・まとめ

敬老の日に、離れて暮らす親の通院を考える

こんにちは、どんちゃんです。お電話やご相談の中で「実家の親がそろそろ一人での通院がしんどそうで」というお話をいただくことがあります。ふだんは電話やたまの帰省で元気そうに見えていても、久しぶりに顔を合わせたときに歩き方や受け答えの様子が変わっていて驚いた、というご家族の声も少なくありません。敬老の日という節目は、離れて暮らす家族が親の生活を見つめ直すきっかけになっているのだと、送迎の現場にいて感じています。

「一人で大丈夫」と言う親に、家族としてできること

ご本人に「一緒に病院へ行こうか」と持ちかけても、「一人で大丈夫」「そこまでしてもらわなくていい」と遠慮されることは多いようです。長年一人でこなしてきたことを急に変えるのは、ご本人にとっても抵抗があるのだと思います。だからといって家族が無理に付き添いを増やそうとすると、かえって負担になってしまう場合もあります。まずは「最近、通院で困っていることはない?」と、心配というより気になったことを聞く姿勢で会話のきっかけを作ることが、私が現場で見ていて一番自然に受け入れてもらいやすいと感じる方法です。

介護タクシーという選択肢を検討するときに考えたいこと

久々に会うご両親の様子を見て、通院がこれまでより大変そうだと感じたときには、介護タクシーも選択肢のひとつです。私たちの場合、車椅子やストレッチャーに乗ったまま乗り降りでき、車椅子2台+同乗者2名、またはストレッチャー+同乗者1名でご利用いただけます。院内での受付・会計のお手伝いや、ご希望により診察室への同行も可能で、受診内容をご家族へ報告することもできます。遠方に住んでいて毎回は付き添えないご家族にとっては、こうした報告があるだけでも安心につながるようです。

施設に入っているご家族に付き添いたいけれど、遠方で付き添えない、仕事が休めない、というお声もいただきます。そうしたときに、私たちがお迎えしてそのまま付き添い、また施設までお送りすることもできます。

時々、付き添いをさせていただいた利用者様から「一緒にお昼でもどう」とお誘いいただくことがあります。お仕事中なのでご遠慮していますが、そう言っていただけるのはうれしいものです。

・通院の行き帰りだけでなく、通院帰りの買い物や食事にも組み合わせて利用できる
・車椅子・ストレッチャーをお持ちでない場合もレンタルで対応できる
・受診内容をご家族へ報告してもらえるサービスもある
・まずは電話やLINEで無料相談してみるだけでもよい

「まだ早いかも」と思われるタイミングでも、一度相談だけしてみるという関わり方もあります。実際に利用するかどうかは後で決めればよいので、選択肢を知っておくこと自体が、いざというときの安心につながると思います。

本人の気持ちも大切にしながら支えるバランス

訪問看護師としてご自宅を回っていても感じるのですが、「支えてもらいたい気持ち」と「まだ自分でできると思いたい気持ち」は、多くの方の中で同時に存在しています。どちらか一方だけを優先すると、ご本人が寂しさを感じたり、逆に無理をして体調を崩されたりすることもあります。看護師として学んできた「様子の小さな変化に気づく」という視点は、介護タクシーの送迎の中でも活かせる場面が多く、車内での会話や表情から、ご本人が本当はどう感じているのかを想像するよう心がけています。気になる体調の変化があれば、私たち運転士が判断するのではなく、主治医やケアマネジャーに相談していただくようお伝えしています。

まとめ

敬老の日は、離れて暮らす家族が親の通院や暮らしぶりを見つめ直すよい機会だと思います。「一人で大丈夫」という言葉の裏にある気持ちも大切にしながら、介護タクシーのような選択肢を知っておくことで、家族もご本人も無理のない形で通院を続けられるのではないでしょうか。私たちも、北摂・高槻・茨木エリアで、そうした親子の通院を支える存在でありたいと思っています。