見積り作りに時間がかかりすぎて、介護タクシーの料金計算アプリを自作しました
たくどん「どんちゃん、最近スマホでなんか計算してること多くない?」
なすどん「見積りの電卓叩いてる姿、よく見ますね」
たくどん「実はね、その電卓仕事を楽にするために、料金計算アプリを自分で作ってみたんだよ」
この記事の内容
・見積り作りに時間がかかっていた理由
・距離制と時間制、安いのは毎回違う
・自作した料金計算アプリでできること
・運賃や介助料は全部自分で設定できる
・その場で見積書を作ってお渡しできる
・まとめ
見積り作りに時間がかかっていた理由
介護タクシーの仕事をしていると、ご依頼の電話を受けてから「だいたいいくらくらいですか?」と聞かれる場面がよくあります。ところが実際の料金は、走行距離だけでなく、迎車料、介助料、機材の貸し出し、深夜早朝の割増、障害者割引など、いくつもの項目を足したり引いたりして初めて出てくる金額です。以前は電卓と運賃表を見比べながら手計算していたのですが、距離制と時間制の両方を計算して比較するとなると、それだけで何分もかかってしまい、お客様をお待たせすることが少なくありませんでした。
距離制と時間制、安いのは毎回違う
介護タクシーの運賃には、走った距離で決まる「距離制(メーター)」と、かかった時間で決まる「時間制」の2種類があり、どちらを使うかは事業者や状況によって選べます。近距離でも渋滞にはまって時間がかかるコースだと時間制のほうが高くつくこともあれば、逆に距離は長くても道が空いていれば距離制のほうが安く済むこともあります。どちらが安いかはケースバイケースなので、本来は毎回両方を計算してお客様に比較して見せてあげるのが親切なのですが、手計算でそれをやるのは正直しんどい作業でした。
自作した料金計算アプリでできること
そこで、出発地と到着地、Googleマップで調べた距離と所要時間を入力すると、距離制と時間制の両方の料金を自動で計算して並べて表示してくれるアプリを作りました。車椅子対応か大型車かといった車種の選択、介助料(基本・院内・階段・複数)のプルダウン選択、酸素の使用や車内処置の有無、深夜早朝割増や障害者割引のチェックなど、実際の現場で必要になる項目をひととおり入れられるようにしています。渋滞や信号待ちなどで低速走行した時間も別に入力できるので、時間距離併用制の加算も含めて計算できます。
運賃や介助料は全部自分で設定できる
運賃の金額は地域や事業者によって違うので、初乗り運賃や加算運賃、介助料の単価などはすべて設定画面から自分で変更できるようにしました。公示されている運賃幅(上限運賃〜下限運賃)を初期値として入れてあるので、自分の事業者としての認可運賃に合わせて選び直したり、金額を直接書き換えたりするだけで反映されます。設定した内容はスマートフォンの中だけに保存される仕組みなので、外部にデータを送ることもありません。
その場で見積書を作ってお渡しできる
計算した金額は、お客様のお名前と発行日を入れるだけでそのまま見積書の形にできます。距離制と時間制のどちらか安いほうを自動で選んで金額を出す設定にしているので、迷わずお渡しできます。画面から「印刷/PDF保存」を押せばそのまま印刷したり、PDFにして送ったりできるので、事務所に戻ってからパソコンで清書する手間がなくなりました。お客様のお名前はその場限りで、端末に保存されない作りにしているので、個人情報の管理という点でも安心して使えています。
まとめ
料金計算アプリを作ってから、ご依頼をいただいたその場でおおよその金額をお伝えできるようになり、お客様をお待たせする時間がぐっと減りました。運賃表や介助料の単価も自分で自由に設定できるので、料金の見直しがあったときもすぐに対応できます。これからも現場で「あったら助かる」と感じたことを、少しずつ形にしていけたらと思っています。
